孤独死のあった場合、賃貸住宅であれば退去期限までに清掃をしなければなりません。特に汚れのない空間であれば一般的な清掃で問題ないものの、孤独死などで死後時間が経過しているケースでは特殊清掃が必要です。ここでは、特殊清掃が必要な状況と清掃作業について解説します。

特殊清掃が必要な状況とは

特殊清掃が必要なのは、通常清掃では落とし切れない汚れが付着しているケースです。1人で住んでいる方が亡くなった場合、発見が遅れるほど何らかの痕跡が残ります。死因によるものの、体液や血液などが床下まで浸潤する可能性があるのです。

死亡から発見までの期間が短いほど、浸潤は浅く済みます。しかし、孤独死の場合は発見までに長い期間を要するケースが少なくありません。そのため、浸潤が深いケースも珍しくないのです。

特殊清掃では、床を切って、体液や血液がどの程度にまで浸潤しているかを確認します。建物の基礎部分などに浸潤している場合は、体液などをしっかりと拭き取り、塗装し直す必要があります。

孤独死が最も多い場所とは

孤独死で最も多いのが、布団のうえや床のうえ、お風呂場などです。眠りについてからそのまま亡くなるケースもあれば、リビングでくつろいでいるときに突然亡くなるケースもあります。脱衣所からお風呂場にかけて、温度差が激しい場所も突然死に陥ることが多い場所です。

臭いの元の搬出と害虫駆除作業を行う

特殊清掃では、初めに臭いのもととなる原因を外に出し、それから害虫駆除作業に取り掛かります。臭いのもととなるのは、体液などが浸潤した布団や衣類などです。ビニールに入れてから密閉し、自宅から搬出します。

発見までに長い時間を要した場合、虫が発生しやすくなっています。虫が発生している場合は、虫の駆除をしなければ清掃が進みません。虫の種類に合わせて殺虫剤を使用し、成虫から虫の卵に至るまですべて駆除します。

害虫駆除が終了し、虫がいなくなれば部屋の清掃を始めます。体液や血液などが床に浸潤している可能性がある場合、床を切って床下の確認をするため大掛かりな清掃作業となります。

特殊清掃は専門業者への依頼が必須

特殊清掃が必要な場合は、専門業者にご依頼ください。家族や親戚が亡くなったとなれば、遺品整理や部屋の清掃を遺族が対応しますが、通常清掃で済むのは特に汚れのないケースです。

孤独死の現場は想像以上に清掃が難しいものです。ご遺体が搬出されているとはいえ、周辺には虫がいたり体液や血液などが付着していたりします。害虫駆除や付着物の除去、消臭などは通常の清掃方法では難しく、一般の方だと対応できません。

特殊清掃に対応している業者に依頼することで、部屋の清掃から消臭・除菌作業までを一任できます。身内が亡くなるということは、遺族の精神的負担も大きい時期です。無理をせず、専門業者に費用の見積りを依頼しましょう。

特殊清掃が必要な部屋での作業は、現場の経験がない方には難しいものです。そのようなケースとなった場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。孤独死の現場によっては、フローリングや畳の交換などのリフォーム作業が必要になります。専門業者であれば適切な対応が可能で、安心して任せられます。

愛知で特殊清掃に対応する専門業者をお探しであれば、こころテラス東海にご相談ください。こころテラス東海では、生前整理や遺品整理、簡易清掃、特殊清掃にも対応しています。身内が亡くなった後、ご遺族の精神的負担は非常に大きいものです。こころテラス東海では、お客様のご希望をしっかりとヒアリングしたうえで、必要な作業の提案をさせていただきます。どんな小さなことでも構いませんので、一度ご相談ください。相談と見積りは無料で対応しています。