生前整理を始めたいけれど、何から始めればいいかわからないと悩んでいる方も多いかもしれません。これから始める予定の方は、まずは作業のコツを知るのがおすすめです。コツを知れば失敗せずに生前整理ができるでしょう。ここでは、生前整理の際に知っておきたいコツをご紹介します。

一度にすべての作業を終わらせない

生前整理をするときは、ゆっくり時間をかけることを心がけます。生前整理では、身の回りの不用品の処分や財産管理などを行います。身の回りにたくさんのものがあれば、それだけ時間もかかります。デジタル遺品の整理もしなければならないので、短期間では終わりません。

急いで済ませようと適当に処分してしまうと、大切なものまで捨ててしまう可能性があります。例えば、定年退職後に仕事で使っていた書類をまとめて捨てようとしたら、その中に自宅関連の書類が紛れていたケースなどです。自宅関連の書類を一緒に捨ててしまうと相続にも影響するので、まとめて捨てず、1つずつ確認することが大切です。

デジタル遺品は本人にしかパスワードがわからないので、エンディングノートなどに残しておくことをおすすめします。逝去後にパスワードがわからないと、専門業者にロック解除を依頼しなければなりません。なかには数十万円の依頼費用が必要になるケースもあります。遺族の負担を避けたいのなら、パスワードを残しておくことが重要です。

必要・不要の判断を丁寧に進める

現時点で必要だとしても、今後、または逝去後に不要になるものがあれば、処分するという選択肢もあります。生前整理は財産管理だけでなく、身の回りをできるだけ軽くすることも重要です。処分するものが少なければ少ないほど遺品整理が早く終わるため、遺族の負担を軽くできます。

必要なものと不要なものを分ける際には、思い出になるものを別に残しておきます。思い出の品は遺族にとって大切なものです。故人を悼むためにも、思い出が詰まった品は保管しておくことをおすすめします。

財産管理を徹底する

現時点で自分が持っている財産を、エンディングノートにまとめておきましょう。複数財産がある場合、それらはすべて相続の対象となります。エンディングノートにまとめておけば、逝去後に遺族が財産分配をしやすくなるので、財産探しの手間を省くことが可能です。

生前整理の際に財産を確認しておけば、遺言状の作成時にも役立ちます。財産別に相続する相手を決めておけば、逝去後に相続で揉めるリスクを低減させることにもつながります。

わからないことは専門業者に相談を

必要なものと不要なものを分けているけれど、今後必要になるかの判断が付かないという品もあります。その場合は、専門業者に相談してみるのもおすすめです。生前整理の実績がある専門業者であれば、同様のケースでどのような対応をしてきたのか、的確なアドバイスを受けられるでしょう。

必要に応じて一部作業を任せることもできますので、困ったときは専門業者への相談も選択肢に入れておきましょう。

生前整理は、早めに始めることでゆっくり時間をかけて身の回りの整理をすることができます。健康状態に不安があることを把握してから始めると、焦りから必要なものまで処分してしまうかもしれません。逆に不要なものを残してしまうこともあるので、できるだけ余裕をもって始めるのがおすすめです。

老後に時間がある方は、隙間時間を見つけてゆっくりと作業を始めてみてください。

愛知で生前整理を始めたいとお考えの方はいらっしゃいませんか？こころテラス東海では、生前整理から遺品整理まで対応可能です。生前整理をしたいけれど時間がない、体力がないといったお客様の悩みに寄り添い、ご希望条件に合わせたサポートを提案させていただきます。

お問い合わせは、電話・メールだけでなくLINEでも可能で、見積りもLINEからご依頼いただけます。相談・見積りは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。