今回の遺品整理は、お亡くなりになられたお母さまがお一人暮らしだったアパートの整理です。
既に必要な物は、運び出されており、ほぼ全撤去のご依頼でした。
ご予算もあったことから、廃棄に関しては、お客様ご自身による処分場への持ち込みをご提案しました。
部屋はアパートの4階でしたので、荷下ろしの作業に非常に手間取りましたが、作業員全員、膝を笑わせながら頑張りました(笑)
それでは、ビフォアアフターを見て頂きましょう。
「作業もとても早くて、親切に対応して頂けました。大変感謝しております。ありがとうございました。」
作業は、4名1日でした。廃棄は約11立米、買取(本、布、金属類、小物、段ボール)5立米の合計約16立米でした。
実はこの案件、見積後に雑談をしておりました時、私共からの「相見積でしょうか?」の問いかけに、「相見積はしておらず、御社一社です。」というお答え。
この後、「実は私、仕事が産廃関係でして、今回の整理を依頼するに、色々な遺品整理の会社のホームページを見ましたが、普通の家から出る廃棄物は一般廃棄物なのに、廃棄に関して、非常に怪しい所ばかりだったのです。 この理由ですが、以前、遠方に住む方が愛知県で遺品整理をされましたが、そこが違法業者だった為に、この方が廃棄した市より廃棄物の撤去命令を受け、うちの会社がその撤去作業をしたことがあったのです。 その方からすると、2重に廃棄物代を支払いをされたのです。 だから、排出者責任を考えると怖くて、本当に色々な遺品整理業者のホームページを見たのです。その中で御社だけがまともな事を書かれていたので、御社だけに見積もりをお願いしたのです。」と非常にうれしいお言葉を頂きました。
弊社でも、過去に一度、他の業者に頼んだら、後日警察より連絡があり、「山の中にあった不法廃棄物の中に、お宅のご実家宛の郵便物があった。」という連絡を受けたというお客様が居られ、同様に弊社だけをお選びいただいたことが有りました。
見積をしていると時々、信じられない価格で見積もりを出す業者が居られます。 もちろん、非常に高いところもありますが、これはサービスなので、金額は業者次第です。
しかしながら、とてつもなく安い金額で、下手をすると弊社が見積もった大体の廃棄代の金額が、弊社の作業代と廃棄代を含めた金額だったりするのです。
その廃棄物が、きちんと法に従った廃棄をされるかどうかは判りませんが・・・・先の排出者責任の事を考えると、非常に怖いことです。
前述のようなとても安い業者が相見積もりの際に、時々お客様より私共に「どうしましょうか?」と聞かれる時があります。
お客様もお支払いがあるので、「排出者責任ということが有り、違法業者と分かっていて依頼をした場合は撤去命令がお客様に来ますのでご用心ください。」というお話だけして、あとはお客様ご自身にご選択を仰ぐようにしております。
話が長くなりましたので、このあたりで終わりますが、不要物を廃棄すると言う事は、環境への配慮はもちろん、業者、依頼者共に、様々な責任が伴う事を考える必要があると思っております。
最後になりますが、お客様のご家族ご一同様の更なるご多幸と、ご健康を名古屋よりお祈り申しあげます。
私共にお仕事を下さり、衷心より感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
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