遺品整理を行う家族の負担が軽減する

葬儀・法要などの多忙な中で遺品を片付けることは、家族にとって時間的・体力的・精神的に大きな負担がかかります。特に賃貸住宅は部屋を明け渡す期限があり、大量の遺品を短時間で片付けなければなりません。自分である程度整理しておけば、残された家族の負担を大きく減らすことができます。

部屋も心もすっきりし、豊かな人生が送れる

身のまわりを整理することで家の中がすっきりしますので、掃除が楽になり広々と暮らせます。物につまずいて転倒するリスクを減らす上でも有効です。

また、整理整頓された環境で暮らすことで気分も明るくなり、生活に張りが生まれるでしょう。不要なものを手放し、本当に必要なものに囲まれた豊かな生活が送れます。

このように、生前整理は家族にとっても自分にとってもメリットがあります。名古屋での生前整理のご相談は、こころテラス東海でも承ります。

生前整理が相続争いの防止につながる

生前整理の一番の目的は、家族が相続で争うのを防ぐことです。自宅や土地などの分けにくい財産は、相続でしばしばトラブルの原因になります。生前整理によって相続財産を把握し、誰にどの程度渡すのかを明確にしておけば、家族がもめる事態を回避しやすくなります。

余計な手間や費用の発生を防げる

家族が亡くなった後に財産を調査し、必要な物を探し出すのは大変な手間がかかります。通帳が見つからず預貯金を把握できない、家の権利書や売買契約書が見つからない…こうして相続の手続きが遅れると、余計な手間や費用がかかります。こうした事態を防ぐためにも生前整理は必要です。

不適切な財産の処分を防げる

家族でも存在を知らない財産、本人にしか価値がわからない財産もあります。こうした財産は本人の指示がなければ、相続でもめる原因となったり、ゴミとして処分されてしまうかもしれません。大切な財産をどのように扱ってほしいのかを伝えておけば、自分の意向に沿って対応してもらえる可能性が高まります。

亡くなる前後の希望について書く

自分が亡くなる前後のことについては、最低限しっかり明記しておきましょう。介護の際や終末期にどのようなケアを受けたいか、どんな葬儀を望むのか、葬儀に参列してほしい知人・友人リスト、埋葬方法などの項目があります。

財産リスト・処分方法について書く

財産とその処分方法についても、意思を明らかにしておきましょう。現在持っている財産のリストを作成し、それぞれの保管場所も書いておきます。特に財産分配の理由について記載しておくと、相続トラブルの防止に繋がります。銀行の通帳と印鑑、IDとパスワード、加入している保険、借金の有無なども忘れずに書いておきましょう。

大切な人へのメッセージを書く

親・配偶者・子供・兄弟姉妹・友人など、大切な人それぞれにメッセージを残しておきましょう。気持ちを伝えることで相続トラブルが解決した例もありますし、自分の交友関係を知らせる手がかりにもなります。